鹿島電解
|
逆光で見難いですが鹿島電解のバースです。
着岸している船はオーストラリアの鉱山から原塩を運んできたパナマックスバルカー、艫側に白い山がありますがこれが原塩です。
鹿島電解は旭硝子・旭電化・信越化学・三菱化学・鐘淵化学の共同出資により作られた共同出資会社
以下、鹿島電解のことを調べてもあまり情報が無かったので自分の想像で書きます。
鹿島電解では原塩から苛性ソーダ、塩素を製造し出資元会社に供給しています。
・塩素
塩化ビニールモノマー(VCM)
よく経済新聞などでVCMと書かれている塩化樹脂製品の原料で、LPG/VCMを専用に運ぶLPG/VCMタンカーも存在します。
電線被覆材・塩化ビニールパイプ(通称・塩ビ管)・農業用ビニールなどの原料
スチレンモノマー
プラスチック製品・包装用ビニール・合成繊維
身近なものとしてはお菓子のパッケージを包装している透明なビニールなど。
・苛性ソーダ
アルミニウムや化学繊維、石鹸・洗剤の原料
紙・パルプ製造工程で使用する溶解・漂白剤
廃水処理・還元剤
身近なものとしては石鹸。
因みに苛性ソーダを生産している企業は周何の東ソー・トクヤマ、鹿島の鹿島電解(旭硝子・カネカ)などがあります。